Saturday, May 10, 2025

Heart & Sole Run 2025 5K に出る | 18'31''


今年も Heart & Sole Run に出走しました。

イベントの目的としては児童の健康と発育のための基金集め。

コースは Santa Clara University の周辺を周回します。5K は 1 周、10K は同じコースを 2 周。

5K には若干短く、昨年と同じく 4.89 km でした。

したがって 100m は短いので、3’20’’/km でも 20 秒早く、5’00’’/km だと 30 秒早いタイムになります。



今日は戦利品がすごかった!

通常一人 1 個が基本ですが、仕入れすぎて捌ききれないのか、箱単位でいただきました。
成績はイマイチだったけど、元取るどころか完全黒字です。





今日の結果


公式タイムがこちら:
  • タイム: 18’31’’
  • ペース: 5’58’’ /mile (3’38’’ /km)
  • 順位: 8 / 1044 (年代別 3 位)

繰り返しになりますが、110 m 短いのと、3’38’’/km を 5K 連続して走る走力はまだないです。

手元の時計では、3’47’’ /km

目標にしていた 3’45’’/km にちょっと届かず。



いちおう 5000m きっちり距離を走ったとしたら、19 分は切れていそう

昨年は 3’51’’/km だったので、ちょっとは改善し、普段の練習で 19 分切るのが当たり前になるようにしたい。



今日はあっという間にレースが終わってしまい、

力を完全に出し切る前にゴールしちゃった感じです。

課題である、途中 2000m ~ 3000m の区間(中間地点付近) で、どうしても減速。

昨年は、あきらかに最初 3’20’’/km くらいでつっこみすぎて、1000 ~ 4000m の間をたれた自覚があった。




今回は、最初 2 km を設定近く (3’46’’/km) におさえて、残り 1/3 である 1 マイルを加速する予定だった。

最初と最後は予定通りになりましたが、中間地点、特に遅くなった意識はなく、わりと気持ちよーく走っていたら、結果的に垂れてしまっていた。

時計でもうちょっと頻繁に確認したほうがよいのと、
レースペースの感覚, 3’45’’/km 付近に慣れる必要がありそう。


あとやはり根本的には、持久力がまだ足らん。
8K, 10K, 12K のペース走をもっと練習に組み込んだらいいのかな?


Wednesday, May 7, 2025

マラソン サブ3 (3 時間切り) に必要な月間走行距離の目安は 300 km でないかという仮説

私自身、まだフルマラソン(42.195km)を完走した経験がないため、これはあくまで推測の域を出ません。

しかしながら、

結論から言うと、サブ3(フルマラソン3時間切り)に必要な月間走行距離は「人による」と言わざるを得ません。現時点での仮説としては、やはり月間 300km 前後になるのではないでしょうか。


先月ようやくハーフマラソンで 86 分で走れ、普段の練習レベルでも 5km は 19'10'' (3'50''/km) では比較的楽に走れるようになってきました。5K のスピードとしては、大丈夫そうな感じ。PB は 18'20''。ここから 2 分追加して、20'20'' (4'04''/km) だから、スピード面では 4'15''/km に対して余裕度がありそう。

一般的に、フルマラソンのタイムはハーフマラソンのタイムより1kmあたり10秒ほど遅れると言われているため、フルでサブ3を余裕を持って達成するには、ハーフマラソンで84分 (4'00''/km) を切る実力が必要だと考えています。


もちろん、月間200km程度の走行距離でサブ3を達成している人もいれば、月間400kmを超えても達成できないというケースも耳にします。



ここで、私の考える前提条件を整理しておきます。
  • これからランニングを始めたり、マラソンに挑戦していく人
  • 学生時代に陸上競技や激しい運動の経験がない
  • ゴルフのように運動強度の低いスポーツは、「激しい運動」としてカウントしない

YouTubeなどで、月間 200 km 以下でもサブ 3 を達成したという驚くべき事例を見かけますが、おそらくそのランナーの前提条件は上記とは大きく異なるでしょう。例えば、
  • 陸上経験がそれなりにあり、過去3ヶ月間 (長期間) は休んでいた人
  • フルマラソン2時間20分を切るほどの高い実力があり、久しぶりに走ってみようと思った人。こういう場合、3'20''/km に比べて 4'15''/km で走るのは楽に感じるはず。
  • 市民ランナーだが、10〜15年程度サブ3を達成してきた実力があり、近年は走行距離が少なめで月間 200 km前後でも走れるようになった人
  • 天賦の才に恵まれた人
などが考えられます。



さらに言えば、そうしたサブ3達成者の過去数ヶ月間の月間走行距離が具体的に示されていない場合が多く、憶測が憶測を生んでいる状況かと。



これはゴルフに例えると、プロトーナメントに出場できるレベルのゴルファーがしばらく休養した後、半年ぶりに練習なしでラウンドしても、80や70を切るのはそれほど難しくないでしょう。毎日練習しなくても、ちょっと練習すれば、(一般市民がプレーするコースで) できるはず。

しかし、ゴルフを始めたばかりの人が80切りを目標とする場合、ほぼ毎日練習し、毎週1回はラウンドを重ねて、ようやく達成できるといった具合です。僕の経験では、はじめて 80 を切るまで 5 年かかり、当初はよく練習はしていました。今は、練習場に行くことはほぼなく、走って脚と体幹を鍛えるだけで、だいたい 10 ラウンドあたり 3-4 ラウンド 80 を切ります。昨年は、9 ホールだと 70% の確率で 30 台でした。


したがって、フルマラソンに必要な月間走行距離を一概に語ることはできないというのが私の考えです。



私の現在の状況は以下のような感じ。
  • ハーフマラソンは2回レースで完走経験あり
  • ジョギングペースであれば20kmはいつでも走れる
  • 主に5kmの練習に取り組んでおり、結果的に月間走行距離は270〜320km程度になっている
  • 25kmを超える距離を走った経験は一度もなく、長距離に対する耐性はない
  • 週に1日は必ず休養日を設けている


今後来年以降に、初めてフルマラソンに挑戦していくことを考えると、まずは25km、30km、35km、40kmといった長距離走を2週間に1回程度の頻度で取り入れ、距離に対する耐性を養う必要があります。そうすることで、私の場合は自然と月間走行距離は350km近くになる可能性もあるかと。


もし今からフルマラソンに向けて本格的なトレーニングを始めるとなると、最低でも4ヶ月程度の準備期間を設けたい。その期間の平均月間走行距離は、現時点での推測では 350km に近くになるのではないかと思う。



当面の目標としては、
  • 5kmで17分台(1kmあたり3分35秒ペース)を出すこと
  • ハーフマラソンで84分(1kmあたり4分00秒ペースで余裕をもってゴールすること)
  • 1500mで4分台(1kmあたり3分20秒ペース)を出すこと
を掲げております。

Tuesday, May 6, 2025

5K レース前の刺激練習は何がよいのか


久々に 5K レース予定。

4 月はハーフマラソン向けに、長い距離を走るための練習に重きをおいて 5000m x 3 や 3000m x 5, 2000m x 8 などをゆっくり目に走っていたので、この 2 週間でよりスピード向けな思考に切り替え中。とはいえど 5K も 90% は持久力と言われています。

いつもレース前に、刺激練習を入れるようにしていて、まだ明確な確証はありませんが、本番で動きがよくなります。

レース前日に刺激(高強度な) 練習を入れると、翌日の本番に疲労が残るのでよくない。

疲労が残らず、適度にレースに近い動きの記憶が残りそうな 3-4 日前くらいにメニューに組み込んでみている。

どういう刺激がよいのかはまだ試行錯誤中だが、これまで試してきたのはこんな感じ



① 666

3-2-1 という練習 (3000m > 2000m > 1000m) に似ているのだが、

200m → 400m → 1000m → 2000m → 3000m

と順番に距離を増やして、合計疾走距離が 6600m

これを陸上トラックの第 6 レーンで敢行するので、666 と呼んでいます。

しんどいときに、しんどい練習をする修行。

1000m 終わった時点でお腹いっぱい。

ペース設定としては、200m, 400m, 1000m は 5K レースペースより速く、2000m, 3000m は 10K~5K くらいのペース。

乳酸がたまってきてしんどくなってきたころに、5K レースの残り 2K, 3K を想定しながらこなすのが目的。

レースよりしんどいので、レース前刺激よりも、普段のポイント練習にした方がよいかも。

繋ぎは 400m をジョギングペース。



② 2000m + 1000m


5K のレースペースより 5 秒/km くらい速いペースで、2000m と 400m ジョギングで繋いで、1000m を走る。

666 よりも気楽に取り組め、実際のレースに近い動きができる。

現実的に、ストレスなく行いやすい。




③ 1000m x 5


普段行う通常のインターバル練習と同じもの。

5K を続けて走ると疲労が溜まってしまい逆効果なので、インターバルで分割して、レース前の刺激にする。

ペースは 5K レースペース。VO2MAX 100% は超えないようにする。

繋ぎは、200m を 1 分以内。



④ 200m x 3 + 5000m 走

5000m は持久走なので、持久走に重きを置く練習。

200m を流し感覚で軽く走り、

5000m は 5K のレースペースより 5~10秒/km 落として (10K ~ ハーフマラソンくらい) のペースで走る。





ということで今回は ③の 1000m x 5 インターバルにしてみた。

最初の 3 本は、3’45’’/km の目標レースペース付近、3K (全体の 3 分の2)くらいまで順調に押したいペース。

残りの 2 本は、3’30’’/km のラスト 3 分の 1 (1 マイル) で上げたいスピード。




スピードの上限が見えてきている気がするので、1500m で 5 分切る練習 (3’20’’/km) を入れていくのも今後よいかもしれない。

3’30’’/km を超える速度は今は全く必要がないけど、より速いペースに慣れればと、4’00’’/km 付近のペースが相対的に楽に感じるはずで、スピードの余裕度合いが上がるはずである。なので、ハーフマラソンの当面の目標タイムである 84 分 (4'00''/km) が楽に感じてくるのではないか? 

3’00’’/km でも 50m 走にしてたかだが 9 秒なので、慣れでいけるのではないだろうか。

Monday, May 5, 2025

招福樓のうなぎ山椒煮のお茶漬け


滋賀県に本店がある招福樓 (しょうふくろう)

https://shofukuro.jp/tokyo/
東京都千代田区丸の内二丁目4番1号 丸ビル36F


ここが作っているうなぎの山椒煮をいただきました。

そのままでは味がかなり濃いのですが、説明書通りにほうじ茶でお茶漬けにするとめちゃくちゃ美味しかった。



いまのところ、今までいただいた日本料理で一番良かったのが招福樓 東京店です。

いつか本店にも行ってみたい。

Sunday, May 4, 2025

カツカレー | Sauce au Cary | 帝国ホテル初代料理長 吉川兼吉氏のレシピ アレンジ第5版


うちのカツカレー。

元々の発祥は、帝国ホテル初代料理長を務めた吉川兼吉 (かねきち) 氏によるカレー (Sauce au Cary 🇫🇷) です。帝国ホテルは 1890 年 (明治 23 年) に開業。明治時代にこんな食材で作られたというのが驚きな一品。


以前の記事:

このカレー、材料自体は (ちょっとアレンジして) アメリカのスーパーで比較的簡単に手に入ります。現代では特に入手困難なものはありません。ヤシの実がない場合は、coconuts milk 缶で代用、生ハムがない場合は、豚肉のブロックやベーコンでよいはず。

このカレーを作る上で難しい工程はありません。

ただめんどいけど、作る価値はあります。



いま帝国ホテルのパークサイドダイナーで食べれる「ビーフカレー」は、1931 年に第8代料理長 石渡文治郎氏により考案されたもので、初代のレシピとは異なる。

したがって、1936 年 (昭和11年) の 二•二六事件当時に、炊き出しとして鎮圧部隊に提供されたものは、8代目考案のカレーの可能性が高い。

この貴重なレシピをもとに自宅で 2019 年ごろから作り始めて以来、いろいろ試行錯誤を重ねて、バージョン 5 に改訂。

原則はオリジナルに沿いながら、仕入れのしやすさと、アミノ酸うまみの相乗効果を高めるべく、ちょっとづつ独自アレンジを続けている。一番変えている点としては、(1) トマトの追加、(2) 生ハムのかわりに、豚肩ロース、(3) ベーコンの追加、です。


昨年作った説明動画:




変更点

  • スープに使う肉を豚肩肉から、牛肉の塊 (chuck roast) に変えてみました。
  • コンソメスープの代わりに、本物の生ハム、イベリコ豚 (Jamon Iberico) 原木の骨と野菜でスープをとりました。これは再現性がないので、次回以降は水か、インスタントのコンソメスープになりますが... 


牛肉の塊を使うヒントはこちらの大阪のカレー屋さんの欧風カレーの作り方から得ました。
https://youtu.be/Lm6WYU8J08I?si=mje5rUeQfF5Yxg_h&t=328

本格カレー カルダモン
大阪府 大阪市北区天神橋 6-5-3


ちょうどスープを取る段階で、大きな塊肉を焼いて鍋に入れ、最終的には「厚切り牛肉カレー」として看板商品のトッピングに使っています。

今回これを丸ごと真似ました。


牛肉は Chuck Roast を使いました。今日は奇跡的にセール $3.99 /lb



軽く塩をして、フライパンで各面を焼き、20 分くらいかけて焼き目をつけました。



この段階で、端っこの方はしっかり火がとおりつつピンク色。ステーキとしても食べれました。筋が多いので、煮込み料理にすると真価を発揮しそう。フライパンでしっかり表面に火を通す → トマトと赤ワインで 20-30 分煮込んで、いただくというのもよさそう。



この牛肉は、カレーを濾した後に、別の鍋でカレーソースでちょっと煮て、翌日以降の厚切り牛肉として使いました。



今回はスープが凄い: イベリコ豚の生ハム原木


スープは、本物の生ハムの原木の骨を使っています。これは偶然の産物で、今後はなかなか仕入れるのが難しい (i.e. 事実上不可能) のだけど、Jamon Iberico、イベリコ豚の生ハム原木を頂戴しました。

初代料理長のカレーは、こういう「生ハム」を出汁にしていたんだな。



冷蔵庫にあった適当な野菜を加えてスープにします。キャベツ、ピーマン、茄子、レモンを入れました。




スープを作らない場合は、水や、固形スープの素を溶かしたので十分美味しいです。



濾した野菜はタルトにする


カレーを作る工程で一度濾します。濾した野菜は、サイドメニューを作るのに使う。

お焼きと呼んでいますが、要はタルト。スキレットに、薄く切ったじゃがいもを敷き詰めて、そのまま火にかけます。なんでじゃがいもかというと、たくさん家に余っているから。ない場合は、冷凍のタルト生地に流し込んでもよいかと。




そこにチーズを削って溶かし、隙間を埋めたり、さらにじゃがいもを上にのせて、タルト生地のような形に焼き固めていきます。



そこへカレーの野菜と肉などを敷き詰めます。さらにチーズを削り、パン粉を散らして、440 ℉のオーブンで 20 分ほど焼いて完成です。



出来上がりがこんな様子。仕上げにパセリをふっています。



切り分けていただきます。カレーができる前に、食べすぎないように注意。






今日のワイン


Far Niente
2022 Cabernet Sauvignon
Oakville らしい cab. 若いけどこの時点で完成度が高い味です。勿論 bottle aging させたほうが尚よしかと。



Rhys
2022 Santa Cruz Mountains Pinot Noir (fkn Alesia)
もともと Alesia という製品で売っていたセカンドラベル。これで充分いい感じ。今は山に行かなくても K&L で手軽に買えるようになりました。



Tablas Creek
2021 Le Complice
59% Syrah, 32% Grenache, 8% Terret Noir, 1% Muscardin
Rhone ブレンド。Paso / Central Coast では珍しい洗練された味わい。
おそらく Syrah の黒胡椒の香りが効いてます。



Ridge
2016 Lytton Estate Primitivo
88% Primitivo, 12% Carignane
Zinfandel の仲間ですが、Zin よりも優しい感じがしました。



Monochrome Wines
2023 North By Southwest
75% Gewurtztraminer, 25% Albarino
葡萄 (honey pearl grape) のような甘く爽やかで高貴な風味。




作り方 (v5)


仏語名 = <ソース オー カリ> Sauce au cary
英國名= <カレーソース> Curry Sauce

■ カレー掛汁(約 2 リットル / 12 皿分) 
  • 玉ねぎ 5個 (1,000 g)
  • バター 50g
  • ベーコン 2 枚
  • 牛肉 (chuck roast) 2 lb / 1000g
  • セロリ 500 g
  • にんじん 200g
  • パセリ 1 本
  • 月桂樹の葉っぱ 3枚
  • クローブ 10 個
  • 小麦粉 190 g
  • カレー粉 52 g
  • トマト 缶 (Diced Tomato) 1
  • 水 2,000 ml or コンソメスープ 2,000 ml
  • やしの賽(ココナッツ)1 個 (300 ml) or ココナッツミルクの缶詰
  • ライム (or レモン) 1 個の絞り汁
  • 塩 15 g
  • 赤ワイン (deglaze 用)

■ 製法
  1. 玉ねぎを細かに刻み、バターで鳶色になるまで攪拌して焦がさぬように 60 - 120分程度炒める。鍋底に焦げついたときは、赤ワインで deglaze する。
  2. コンソメスープ (野菜: きゃべつ、たまねぎ、にんじん等、豚骨、鶏肉など) を作ります。固形スープの素を水に溶かしたのでも良し。なければ、水で OK。
  3. フライパンで、次に細かい賽切にしたベーコンを炒める。
  4. フライパンで、牛肉 (chuck roast) を各面 4 分づつくらい、20 分程度しっかり焼いて焼き色をつける。
  5. フライパンで、小麦粉(メリケン粉)を 5 分間いためる。焦がさぬように注意。さらにカレー粉を加え、2 分間炒める。
  6. セロリ、にんじんは、細かく刻んでおく。
  7. セロリ、にんじんを 1 のたまねぎの鍋に入れて炒める。
  8. さらに鍋に水 (or コンソメスープ) を加え、中火にする。玉ねぎが焦げ付きやすいので、この時点で水分を加える。
  9. ベーコンと、牛肉を鍋に入れる。
  10. トマト缶を加える。
  11. パセリの茎を束ねて細糸で固く堅くしばったもの、月桂樹の葉、クローブを加える。
  12. 鍋を火から下ろし、少し冷ました後、カレー粉を加えて、よく攪拌して混ぜあわす。
  13. 1 度強火で煮立てて、鍋を文火(弱い火力)に直し、ヤシの実の汁を加える。
  14. 塩で調味します。この段階で調味することで、タルトや chuck roast にしっかり味がつきます。
  15. 静かに30分煮る。
  16. 毛篩(ふるい:馬毛の古いをさすと思われる)で濾し、もう一度塩味を整えます。
  17. 食卓に送る間際にライムの絞り汁を加えよく混ぜ合わせてしあげるのであります。


玉ねぎを炒め始めたところ。


30分経過。焦げ付くときは、赤ワインや水でこそげとりながら炒めます (deglaze)。


120 分経過。普段は 1 時間でこの状態になるのだけど、バターを入れて炒めたせいか油分が膜となって水分が抜けづらかったのか、倍の時間かかりました。


セロリを加え、焦げ付きを防ぐため、すぐにスープを加えます。


牛肉とトマトを追加。今日は、にんじんとベーコンは無し。代わりに、ribeye ステーキの切れ端が入っています。


パセリを追加。


このあたりでクローブ (10個)  と月桂樹の葉 3 枚くらい入れます。



残りのスープを加え、カレー粉を追加したところ。ここで一度沸かします。


火を止めて、ココナッツを追加。

その後弱火で、30 分くらい煮立てます。この時点で塩味もつけます。
特に何時間も煮込む必要はありません。



具材とスープを漉して分ます。濾した具材は、上記の「お焼き」になります。塩を最終調整し、ライム(かレモン)を加えて完成です。



具がないので、カツカレーにします。



カツカレー完成。カレーは準備開始からおよそ 4 時間くらいかかるつもりで段取り。



Saturday, May 3, 2025

1st 2024 Monte Bello Assemblage | 6 年ぶりの Monte Bello 試飲会


Ridge のユニークな点の一つに看板商品の Monte Bello の途中経過を試飲させてくれるところ。

Monte Bello Assemblage” であります。

2019 年以前までは、毎年春先に 3 回程度、1st, 2nd, Final Assembly でイベントがありました。

2020 年は COVID-19 で中止。

2021 年からは、大干魃や大火事で、そもそも葡萄の生産が激減、メンバーにすら Monte Bello や Estate Cab などが行き渡らない状況。

そんなこんなで 6 年ぶりの開催。

今年は 2 回行う予定だそうだ。


今日飲んだのは、2 月にブレンド•組み立てしたもの。

2024 Monte Bello
73% Cab, 18% Merlot, 6% Petite Verdot, 3% Cab Franc
https://www.ridgewine.com/about/news/assemblage-update-on-the-2024-monte-bello/






これまでと違って良かった点は、ブレンドした Monte Bello のほかに、個別の部品サンプル (component barrel sample) を 4 つ飲めた点。
  • 2024 Cabernet Sauvignon 100%
  • 2024 Merlot 100%
  • 2024 Petite Verdot 100%
  • 2024 Cabernet Franc 100%
どれもまだワインとしては種のような状態ですが、Petite Verdot 100% はかなり希少。

このままブレンド無しで 10 年後ぐらいに飲んでみたいと思いました。
Cab Franc はたまに単体でリリースもありますが、過剰生産になったときかと。





他、新作の Monte Rosso Zinfandel, Rose, Frediani Ranch もいただきました。

Rose は本当に良くなりました。夏の暑い日の、キリッと冷やして最初のボトルとして開けたい。

Frediani Ranch は, 40% Valdiguie, 37% Petite Sirah, 23% Charbono というかなり珍しい組み合わせ。1970 年代の Napa ではわりとよく行われていた 3 種ブレンドらしい。



 



次回の Assemblage では、5 月にブレンドしたものをいただけるそうだ🍷


Wednesday, April 30, 2025

Ribeye ステーキと Bloom’s Field (Domaine de la Cote, Pinot Noir) などワイン試飲会


久しぶりにステーキとワインをいただく会です。

主役はワイン。それに合わせてステーキと前菜のパスタ。

2 月以来、久しぶりに家で料理をしました。


今日はなんだかんだ7種類。元々Ridge の Klein Cabernet Sauvignon を飲む予定だったところに、Pinot Noir (Bloom’s Field)の試飲も加わった。
  • Ridge: 2024 Alder Spring, Falanghina
  • Ridge: 2023 Lone Oak Chardonnay
  • Ridge: 2023 Petaluma Gap, Pinot Noir
  • Etude: 2022 Forte, Pinot Noir
  • Domaine de la Cote: 2023 Bloom’s Field, Pinot Noir
  • Ridge: 2017 Klein Cabernet Sauvignon
  • Promontory: 2018 Penultimate, Napa Valley Red Wine (Cab blend)


サラダ

いつもの定番サラダ。葉っぱ + トマト + きゅうり (baby arugula, cherry tomatoes, cucumber) + いつものドレッシング

今日は、仕上げにズッキーニの塩焼きを乗せてみた。生野菜に、焼き野菜をのせるのもいいと思う。焼き野菜は、生よりもたくさん量を食べれる点もいい。

ここに鶏肉と卵をのせると、Entre Salad に進化する。




前菜


ちょっと前に作ったパスタの改変版:

イベリコ豚の生ハムと椎茸のパスタ (Jamón Ibérico & Sedani)
https://www.seihiguchi.com/2025/04/jamon-iberico-sedani.html

脂身だけを弱火で加熱して脂を抽出。




マッシュルームは 1 lb (6 人分) をスライスし、油をひかないで、フライパンで弱火でじわじわ 10 分炒める。水分が出てきていい感じに火が通る。




パスタが茹で上がったタイミングで、生ハムの切れ端、脂、昆布水と和え、塩で調味して完成。あと thyme、粉山椒も少々加えました。





ステーキ

ribeye を 2.5’’ にカットしてもらい、



肉のブロック 6 面を、大体 30 分くらいかけて弱火で火を通す。





今日は久しぶりに焼いたこともあり、ちょっと焼きすぎでした。特に最初に焼いた面が、グリルからなかなか離れず、火が通り過ぎた。シーズニングももっと強くしてよかった。



赤ワインとバルサミコ酢のソースが酸味が強すぎ、バターも入れすぎであまり良い出来ではなく、全体としては蛇足になってしまった。これだったら、塩とライムで食べるのでよかったかも。

赤ワインの煮詰め方、材料の分量のチェックが必要であります。






今日のワイン


Ridge: Alder Spring, Falanghina, 2024
真夏の暑い日に、最初に飲みたい一本。




Ridge: Lone Oak Chardonnay, 2023
日本限定の Chardonnay。

Estate Chardonnay (や Monte Bello Chardonnay) は人気商品で、日本市場になかなか流通しない事情があり、Russian River の葡萄で日本市場向けに作ったものを逆輸入したものです。

もともとの葡萄の提供農家 / ワインメーカーよりも、美味しくできたらしい。やはり作り方は大事だ。




Ridge: Petaluma Gap, Pinot Noir, 2023

今年から新しい畑の葡萄に変わった。




Etude: Forte, Pinot Noir, 2022
Santa Rita Hills, Lompoc の葡萄で作られた Etude。
Bloom’s Field と比べたかったので、近いエリアの葡萄ということで開けてみた。製造自体は、Napa で行われている。




Domaine de la Cote, Bloom’s Field, Pinot Noir, 2023
今日の主役。Somm 3 を観てからずっと飲んでみたかった pinot noir. wait list に入れるも全然買えず、今年ようやく買えました。


Ridge Vineyards, Somm 3 の上映会 | パリの対決 Pinot Noir バージョン (2018年12月)
https://www.seihiguchi.com/2018/12/ridge-vineyards-somm-3-pinot-noir.html

この Somm 3, ドキュメンタリー では最終ラウンドまで進んだ 1 本。


現時点でこれら Pinot Noir を比較して飲んだ感想としては、
  • Bloom’s Field は単体で飲む分には美味しい。salinity (塩味) が強めと感じた → 葡萄畑の土壌にミネラル分などが豊富ということらしい。Etude によくある華やかな香りが控えめ。
  • 今日比較した、Petaluma Gap (Ridge), Forte (Etude) の 3 本の中では、Forte が一番自分の好みに合っていた。
  • お値段を考慮すると、Petaluma Gap は秀逸。



Ridge: Klein Cabernet Sauvignon, 2017
Klein の畑の葡萄でできた 100% ブレンドなしの cabernet sauvignon.
バランスがすばらしい。酸味、渋味 (tanning) が落ち着き、まだまだ成長しそうです。




Promontory: Penultimate, Napa Valley Red Wine, 2018
Bordeaux ブレンド。詳細の内訳は不明だが、cab が主体。
zinfandel のような太さ、濃さを出しながら、適切な酸味もあり、洗練された味わい。
2018 年で成長過程にあるとは思うけど、完成された味か?
Oakville の cab, Bordeaux ブレンドに特徴的な傾向。
すごい一本を飲ませていただきました。