「アメリカ理系大学院留学への準備の体験談」でも多少触れましたが、「いつ留学したらいいのでしょうか?」というご質問をいただくことがよくあります。
そもそも留学をする目的やプログラムによって答えは "It depends." ではあります。
ここでは大学院など、2 年 ~ 5 年、割と長くじっくり現地に滞在して勉強し、学位取得を目指す場合に限定します。
端的に言えば、「行きたい」、「勉強したい」と思ったら、すぐに行動を起こして行ってしまった方がいいだろうというのが今の僕の考えです。
特にSTEM系 (Science Technology Engineering Math) の勉強をするのであれば、大学4年生 (undergrad) を終わってすぐに Master などへ進学するのは、アメリカでも珍しくはありません。一旦会社で働いて社会経験を積んでから入学する人も大勢します。
僕が入学した当時 (2002年) は、感覚的に半々程度だったかと。
すぐに行った方がいいというのはいくつか理由があります:
- 学術的なパフォーマンス
- 数学、物理学などの知識は使わないとすぐに忘れてしまう。
- スポーツ選手が練習をサボると途端に試合で活躍できなくなるのと同じ。
- 拘束条件の発生
- 年齢を経るにつれて、だんだん社会的な責任も多々発生し、拘束条件が年々増えてしまい、自由に自分の責任と判断で(しかも海外へ)勉強しに行くのが不自由になりやすい。
- つまり、会社で部下を抱える、会社で大きな責任ある仕事を任せられる、家族ができる、子供ができる、親の介護が必要になる、などなど。
- 体力
- 若年の方が、寝ないで勉強するときなど、多少の無理がききやすい。
- 英語などの外国語や、現地での文化習慣にも若い方が慣れやすいと思う。
といったのが理由です。
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