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Sunday, July 20, 2025

牛肉の赤ワイン煮 (Beef Red Wine Stew | Boeuf Bourguignon)



牛肉の赤ワイン煮。飲み物に合わせてみました。

明治のカレーにつかった塊牛肉 (chuck roast) を主役にする煮込み料理。

ビーフシチュー (Beouf Bourguignon, Beef Burgundy) を参考にしました。カタカナでは、牛肉のブルゴーニュ風。ブルゴーニュ地域の特産というわけではなくて、ワインを使ってるから、そういう呼び名になったそうな。なので、Burgundy = Pinot Noir 使った方がいいとかと言う必要はなしで、余った赤ワインや、単体で飲んで美味しいものを使用するのがよいかと。シチュー液体を食べるより、煮た牛肉をステーキのように食べるのが目的。




chuck roast は、焼いただけでも美味しいのだが、筋が多いのであえてステーキにするならサイコロ形状にした方が適してそう。もやしを添えるとよさそうな。

大きめのカットで提供するときは、カレーのように煮た方が良好な結果が得られます。




牛肉は 10cm (4-5 インチ) 角くらい、ちょっと小ぶりのステーキの大きさに切って、しっかり焼き目をつけて、ワイン&トマトスープで煮て行きます。玉ねぎは、キャラメル化、maillard 反応をしっかり進行させた状態に持っていく。その方が味に深みがでるのと、しっかりシチューらしい色に発色できます。

昔むかし、にくじゃがが生まれたのは、当時は珍しかったビーフシチューの色を再現しようとして、醤油を入れたから、という伝説を聞いたことがあります。醤油のように濃い色を出すには、玉ねぎをしっかりカラメル色にした方がよいかなと思う。

食べ終わった後で、マッシュルーム 20個を入れ忘れたのに気がついた😭😩😱🍄

また作ってバランス確認せねば。


材料
  • Beef, chuck roast 5 lb (約 2 kg)
  • 玉ねぎ 2 個 (700g)
  • セロリ 2 本
  • にんじん 4 本
  • とまと缶 700g
  • とまとペースト 1 缶 100g
  • ベイリーフ
  • オリーブオイル、塩、醤油 (肉の下味, brining)
  • マッシュルーム 20個 (丸ごと入れる)
  • 赤ワイン 500ml (スープ用)
  • 水 500 ml
  • 赤ワイン 500ml (玉ねぎを炒めるときの deglaze に使う)



作り方


玉ねぎは薄切り
セロリはみじんぎり
にんじんは、皮を剥いて、5 cm くらいの長さに丸太状に大きく切る。



牛肉は、10cm 角くらい、小さいステーキにするとちょうど良さそうな大きさにする。




玉ねぎを、オリーブオイルで 60 分くらい飴色になるまで炒める。鍋底にひっついてきたら赤ワインか、水を足してこそげ取り、焦げ付かないようにする。セロリは玉ねぎが 30 分くらい加熱されてから加える。



同時に、牛肉を 6 面しっかり焼き色をつける。見た目にはステーキで食べれそうな感じのいい焼き色をつける。15 分くらい。




玉ねぎの鍋に、トマトペースとを入れて炒める。
引っ付いたら赤ワインでこそげとる。
トマト缶も加えて炒める。→ 水 500ml を入れ、ベイリーフを加える。→ にんじんを加える。→  マッシュルームも加える。→  一度沸かす。



牛肉を加えて 30 分煮る。



火を止めて 30 分待って完成。



再度あつあつにして盛り付ける。





可能であれば、粗熱をとってから冷蔵庫で保存し、翌日に再加熱して食べると美味しいです。



今日は、前菜にサラダ (mixed greens にバルサミコ酢をふっただけ) と、マッシュルームのパスタ。




今日のワイン


2023 Monochrome Wine
Center Tone (90% Grenache Gris, 10% Picpoul)
最近引越ししてONXの工場で生産。ONX Estate の葡萄でも作り始めた。





2004 Justin, Isosceles
2002 Justin とはすでに別物になっていました。残念。





2021 Realm Estate, Farella Vineyard
https://www.realmcellars.com/wines/farella






Wednesday, April 30, 2025

Ribeye ステーキと Bloom’s Field (Domaine de la Cote, Pinot Noir) などワイン試飲会


久しぶりにステーキとワインをいただく会です。

主役はワイン。それに合わせてステーキと前菜のパスタ。

2 月以来、久しぶりに家で料理をしました。


今日はなんだかんだ7種類。元々Ridge の Klein Cabernet Sauvignon を飲む予定だったところに、Pinot Noir (Bloom’s Field)の試飲も加わった。
  • Ridge: 2024 Alder Spring, Falanghina
  • Ridge: 2023 Lone Oak Chardonnay
  • Ridge: 2023 Petaluma Gap, Pinot Noir
  • Etude: 2022 Forte, Pinot Noir
  • Domaine de la Cote: 2023 Bloom’s Field, Pinot Noir
  • Ridge: 2017 Klein Cabernet Sauvignon
  • Promontory: 2018 Penultimate, Napa Valley Red Wine (Cab blend)


サラダ

いつもの定番サラダ。葉っぱ + トマト + きゅうり (baby arugula, cherry tomatoes, cucumber) + いつものドレッシング

今日は、仕上げにズッキーニの塩焼きを乗せてみた。生野菜に、焼き野菜をのせるのもいいと思う。焼き野菜は、生よりもたくさん量を食べれる点もいい。

ここに鶏肉と卵をのせると、Entre Salad に進化する。




前菜


ちょっと前に作ったパスタの改変版:

イベリコ豚の生ハムと椎茸のパスタ (Jamón Ibérico & Sedani)
https://www.seihiguchi.com/2025/04/jamon-iberico-sedani.html

脂身だけを弱火で加熱して脂を抽出。




マッシュルームは 1 lb (6 人分) をスライスし、油をひかないで、フライパンで弱火でじわじわ 10 分炒める。水分が出てきていい感じに火が通る。




パスタが茹で上がったタイミングで、生ハムの切れ端、脂、昆布水と和え、塩で調味して完成。あと thyme、粉山椒も少々加えました。





ステーキ

ribeye を 2.5’’ にカットしてもらい、



肉のブロック 6 面を、大体 30 分くらいかけて弱火で火を通す。





今日は久しぶりに焼いたこともあり、ちょっと焼きすぎでした。特に最初に焼いた面が、グリルからなかなか離れず、火が通り過ぎた。シーズニングももっと強くしてよかった。



赤ワインとバルサミコ酢のソースが酸味が強すぎ、バターも入れすぎであまり良い出来ではなく、全体としては蛇足になってしまった。これだったら、塩とライムで食べるのでよかったかも。

赤ワインの煮詰め方、材料の分量のチェックが必要であります。






今日のワイン


Ridge: Alder Spring, Falanghina, 2024
真夏の暑い日に、最初に飲みたい一本。




Ridge: Lone Oak Chardonnay, 2023
日本限定の Chardonnay。

Estate Chardonnay (や Monte Bello Chardonnay) は人気商品で、日本市場になかなか流通しない事情があり、Russian River の葡萄で日本市場向けに作ったものを逆輸入したものです。

もともとの葡萄の提供農家 / ワインメーカーよりも、美味しくできたらしい。やはり作り方は大事だ。




Ridge: Petaluma Gap, Pinot Noir, 2023

今年から新しい畑の葡萄に変わった。




Etude: Forte, Pinot Noir, 2022
Santa Rita Hills, Lompoc の葡萄で作られた Etude。
Bloom’s Field と比べたかったので、近いエリアの葡萄ということで開けてみた。製造自体は、Napa で行われている。




Domaine de la Cote, Bloom’s Field, Pinot Noir, 2023
今日の主役。Somm 3 を観てからずっと飲んでみたかった pinot noir. wait list に入れるも全然買えず、今年ようやく買えました。


Ridge Vineyards, Somm 3 の上映会 | パリの対決 Pinot Noir バージョン (2018年12月)
https://www.seihiguchi.com/2018/12/ridge-vineyards-somm-3-pinot-noir.html

この Somm 3, ドキュメンタリー では最終ラウンドまで進んだ 1 本。


現時点でこれら Pinot Noir を比較して飲んだ感想としては、
  • Bloom’s Field は単体で飲む分には美味しい。salinity (塩味) が強めと感じた → 葡萄畑の土壌にミネラル分などが豊富ということらしい。Etude によくある華やかな香りが控えめ。
  • 今日比較した、Petaluma Gap (Ridge), Forte (Etude) の 3 本の中では、Forte が一番自分の好みに合っていた。
  • お値段を考慮すると、Petaluma Gap は秀逸。



Ridge: Klein Cabernet Sauvignon, 2017
Klein の畑の葡萄でできた 100% ブレンドなしの cabernet sauvignon.
バランスがすばらしい。酸味、渋味 (tanning) が落ち着き、まだまだ成長しそうです。




Promontory: Penultimate, Napa Valley Red Wine, 2018
Bordeaux ブレンド。詳細の内訳は不明だが、cab が主体。
zinfandel のような太さ、濃さを出しながら、適切な酸味もあり、洗練された味わい。
2018 年で成長過程にあるとは思うけど、完成された味か?
Oakville の cab, Bordeaux ブレンドに特徴的な傾向。
すごい一本を飲ませていただきました。





Sunday, February 2, 2025

ともさんかくのステーキ | Tri Tip Steak Again



Tri Tip (ともさんかく, Santa Maria Steak) をまた焼く。

毎回似たような、同じようなメニューではありますが、毎度回を重ねる毎によくなってきた気がする。今日の tri tip は、翌日に食べたときの感触が改善していた。

  • 焼く 2 時間くらい前に脂や筋を取り除く (trimming)
  • シーズニング、醤油、オリーブオイルを全面に塗る
  • 焼き時間は 30 分 (5分 x 6 面) ほど
  • 寝かせ時間は 10 分。
  • 基本、なすやズッキーニ、じゃがいもの台の上にステーキ、micro greens, ガーリックチップをのせる。
  • ソース (赤ワイン、バルサミコ酢、バター、塩) を添える



野菜サラダ


baby arugula、トマト、オレンジ、きゅうり、洋梨、レモンの皮



マッシュルームの赤ワイン煮 (mushrooms red wine reduction)


フライパンでマッシュルームを 5 分くらい油で焼き、赤ワイン 150 cc くらいを注いで、弱火で 8-10 分くらい水分がなくなるくらいまで煮る。仕上げにバター。玉ねぎやベーコンを入れて、グルタミン酸やイノシン酸を加えて、旨味の相乗効果を狙うのもいい。







今日のワイン
  • Ridge, Perrone Merlot 2017
  • Etude, Cabernet Sauvignon (Napa Valley) 2020
  • Deauratus, Grenache Blanc, 2022
  • など
3 番目の Deauratus (dǝ‐’rä–tәs)。もともと Ridge で wine making を第一線でされていた方々が独立して立ち上げたワインメーカー。今回は Grenache Blanc だけでしたが、cab も飲んでみたい。一般販売もされているようです。








Saturday, December 7, 2024

久しぶりの Tri Tip Steak (ともさんかく, Santa Maria Steak)

 

久しぶりの Tri Tip - うちの go-to entre ですが、なんだかんだ忙しかったり別メニューだったりで1年以上焼いていなかった。いろいろ教えてもらったところ、日本では [ともさんかく] という名前で流通しており、霜降りがもっとも多い高級部位だそう😱こちらの感覚では、さしは少ないし、赤みを楽しむ部位なので、真逆でございます。

なだ万などの日本料理のメニューに途中にでてくる [霜降り和牛] は実は tri tip だったのかも。

もともとは、California 中央 (Central Coast) の Santa Maria で当時はミンチ肉としてつかっていた Tri Tip をステーキとして焼いたら美味しかったので、ステーキ肉として徐々に認知を得たのがはじまりだとか (1950年代ごろ)。Santa Maria ステーキとしても知られています。大きな庭があったら Santa Maria Grill が欲しい。







焼き上がり後に、寝かしてから切り分けて盛ると、ちょっと冷めてしまうのが課題です。今回は、お皿を準備してから、やや厚めに切り分けましたがそれでもちょっと冷たかった。

寝かしている間、アルミホイルで包むとかした方がよいかもしれない。