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Saturday, July 26, 2025

天麩羅と Chardonnay を頂く



天麩羅、今日の主役は三度豆。市販品とは香り、皮の柔らかさが別物でした🫛


天種


海老、三度豆、茄子、玉ねぎ、人参、しいたけ、海老かき揚げ、かき揚げ丼、薩摩芋




海老 (2)




三度豆




茄子


たまねぎ




にんじん 
一番の課題。。。



しいたけ




海老のかき揚げ
もっと丸く仕上げたい。




野菜のかき揚げと味噌汁




さつまいも: 今日は高さを低めに、油にヒタヒタにつかるくらいに調整し、中心部分に火が通り易いようにしてみた。







前菜は三度豆の胡麻和えと、トマトの湯剥き (バルサミコ酢)






油ならしは、揚げパンの代わりに、茄子を揚げてみました。





天麩羅は買った野菜の一部だけ使うだけで結構余るのと、天つゆも余るので、茄子の揚げ浸しにしてしまうとベストなのではと考えました。天つゆだけだとちょっと味が薄いので、塩を足したり、唐辛子を入れたり、ちょっと濃いめに味をつけた方が良さそうです。お味噌汁にも揚げ茄子を具に追加してみました。


天つゆの材料

  • 水 800 ml
  • 味醂 200 ml
  • しょうゆ 200ml
  • かえし 50ml
  • 清酒 100ml
  • かつおぶし 20g


今日のワイン

2022 Grand Calcaire Chablis (Chardonnay)
Burgundy, France 




2023 Estate Chardonnay, Ridge Vineyards




Wednesday, July 16, 2025

南瓜の煮物 | 天つゆの使い道



天麩羅の後に残るのが大量の南瓜です。

天つゆも、足りないときが怖いので作りすぎになりがち。野菜類は、野菜炒めスープなどに使うとして、南瓜はやっぱり煮物にしてしまうのが良い感じ。水と天つゆ、砂糖少々を加えて 15 分くらい煮て、一度冷ますと良い感じでした。




てんつゆの分量

  • 水 800 cc
  • 醤油 200 cc
  • みりん 200 cc
  • かつおぶし 1 つかみ (20g くらい)

水 +みりん + 鰹節を沸かして、醤油を加えて 5 分くらいしっかり煮立て、漉して完成。

もしあれば日本酒(清酒) 100cc 足すとさらに良くなります。

 



Saturday, July 5, 2025

天麩羅 | アメリカでもぜんぜん揚げれます


今年初の天麩羅です。

アメリカ飯まずい → 御愁傷様、可哀想 (チーン) 🙏 と言われ続けて 20 年。

アメリカで天麩羅、全然作れます。むしろ油、小麦粉、卵は豊富にあるし、カリフォルニア州は農業大国ということで野菜も豊富。とんかつも同様で、油、豚肉、小麦粉、卵、塩だけで作れるので、これも国や地域に依存しにくい料理かと。

天種を工夫すれば、油の単価、キッチンスペースなど優位点が多いので実は調理しやすいです。

特に SF Bay Area は、材料の入手という点でも、かなり恵まれた環境だと思っています。


... というアメリカの飯事情は決して不味いわけではない、という擁護でございますが、今日は天麩羅です。



基本的な指針としては:
  • 魚介類は冷凍パッケージを利用する
    • 海老は、Trader Joe's, Costco, Safeway など各スーパーに売ってる冷凍パック。大きめのがよい。
    • かき揚げには、Trader Joes などにある “seafood mix” が使いやすい。
    • 鮮魚コーナーがあれば、刺身用のパックを使うのも良い感じ
  • 野菜はいわゆるアメリカ系スーパーでもいいし、日系、アジア系スーパーで揃う
    • たまねぎ、にんじん、ズッキーニ、なす、ねぎ、かぼちゃ、さつまいも、等です。
    • さつまいも、かぼちゃは日系スーパーで買うのがいまのところベスト。
    • Farmer’s Market があればそれでも良し。
  • 油は、Safeway, Costco などで買えるものでOK。
    • 天麩羅屋で使うような、高級ごま油は要りません。
    • 新品の油を使うのが大事。
    • 油 0.75 リットルにつき、提供できる人数が 1 人の計算。なので、4 人だと 3 リットルくらいの鍋と油が目安。
  • 小麦粉は、”Cake Flour” を買えば万全。
    • Cake Flour はグルテン含有量が最も少ない、いわゆる薄力粉です。
    • 「天ぷら粉」は不要。
    • All Purpose Flour, Bread Flour はグルテンが多すぎるので失敗します。
  • 鍋は、深手で表面積が大きい鍋があればバッチリ。
    • 渡米時に Walmart で買った鍋を 20 年くらい使っていました。
    • 揚げ物用の銅鍋は、あれば便利だけど必須ではありません。
  • 天ぷらは基本、塩でいただきます。
    • 天つゆは、鰹節、醤油、味醂が必要なので、ここはアジア系スーパーの出番です。
  • 調理自体は 2~3 時間。準備は大体 4 時間。片付けは 2 時間。




今日の材料はこちらで揃えました。

Costco
  • 海老 (冷凍)
Safeway 
  • Cake Flour
Marukai
  • 野菜類
  • ほたて (刺身用)
  • 味醂
  • 醤油
その他
  • 鰹節は東京で買ってきたもの


天ぷらに使うのは薄力粉。Softasilk が cake flour でタンパク質含有量が 8%で一番少ない。これと全卵と水だけで、天ぷらの衣が完成します。All Purpose Flour は10%程度のタンパク質含有量があり、フリッター向き。


この箱絵パッケージから、とても白い粉が入っているとは想像ができません。Red Velvet Cake 制作キットかと思っていました。



今日の天種

天種は、11種類です。

えび



天麩羅の最初はえびと決めてます。

Costco の大型冷凍えび。えびは、冷水につけて解凍し、殻をむいて、背腸をとり、筋を切ってまっすぐに伸ばします。一人につき 2 尾。185 ℃で揚げ始め、175 ℃は下回らないように温度管理。浮いてきて、大きめの泡が出て、箸で押した時の抵抗が軽くなったころが仕上がり。


ししとう



Marukai や Hankook Market で買うししとう。たまに辛いのもありますが、ご愛嬌。洗って、ペーパータオルで丁寧に水分を拭き取り、つまようじなどで、3 箇所穴を開けます。穴を開けるのは、膨張した空気を逃すためのベント穴。衣は薄め、175 ℃で揚げます。




なす



濃いめの衣、180 ℃くらいから、4 切れづつ揚げます。なすには天つゆがあう。


たまねぎ



薄くスライスした玉ねぎを、小麦粉をまぶし、卵液をまぜ、エビと同じくらいの衣の濃さ(感覚的には、中濃度)にします。上手い人は、薄い衣できれいに形を作れるんですが、ある程度濃度が高い方が形を作りやすいです。鍋肌を転がして丸く揚げます。かき揚げは、温度が 180 ℃を超えて高すぎると散らばってまとまらず、温度が低いとべちゃべちゃな仕上がりになり、結構難しいです。


にんじん



天ぷら近藤の真似。だけど、真似が難しい。そもそもにんじんをきれいに薄く切るところから至難の業。これでも、人参を甘く美味しくいただけます。



しいたけ



Marukai のしいたけ。濃いめの衣、175 ℃。



ほたて


刺身用のホタテなので、表面の衣が固まればすぐに引き上げます。180 ℃、濃いめの衣。


えび II



えびをぶつ切りにして、かき揚げにします。エビ1尾の天ぷらよりも、美味しいという評判。表面積が増えて、ぷりぷり食感が楽しめるからでしょうか? 理由はわからないけど、エビのかき揚げの方が人気。この辺までくると、満腹寸前。



かぼちゃ



かぼちゃは大きめに切って、10 分くらい、中濃度の衣、170 ℃で揚げる。なるべく加熱時間を長くして、でんぷんを加水分解し、麦芽糖に変えます。



かき揚げ丼 + 味噌汁



後続のさつまいもは調理時間がかかるので、先に〆のかき揚げ丼。この辺ですでにお腹いっぱいなので、さつまいもはお持ち帰りが多い。かき揚げは、野菜ともしあればエビとかを入れます。味噌汁は、豆腐とわかめ。


さつまいも



天ぷら近藤の真似です。さつまいもは Marukai. 中濃度の衣で、150 ℃、30 分くらい揚げて、余熱で 10 分。



ちょっと中心の火の通りがいまいちだったので、やはり教科書通りに 160 ℃には揚げたほうが、熱が中まで伝わりやすいかもしれない。表面が焦げ付きやすいので、若干低温にしました。






今日の日本酒



赤武 結の香
純米吟醸
ABV 15%
精米歩合 50%
米: 結の香
岩手県 赤武酒造

育成が繊細で、高精米可能な結の香を使った AKABU。よいまとまり具合でした。ちょっと甘みが強め、お酒単体で楽しむのに最適な一本。今日は、天ぷらと一緒に飲むのであれば、後続の 3 本の方がペアリングとしては最適だった。






豊盃 (ほうはい)
純米吟醸
ABV 15%
精米歩合 55%
青森県 三浦酒造

より日本酒っぽい、甘みが抑えられた味。





玄宰 (げんさい)
特別純米
ABV 15%
米: 夢の香
精米歩合 55%
福島県 末廣酒造

今日のボトルでは、AKABU 結の香に最大の期待をしていた(圧倒的優位かと思っていた) のでありますが、いい感じの酸味、旨み、甘みのバランスがとてもよく、単体で飲んでもいいし、天ぷらにとても合いました。とくにしいたけ?





天青 横濱魂
純米酒
ABV 15%
米: 五百万石
精米歩合 60%
神奈川県 茅ヶ崎市 熊澤酒造

実はダントツで今日一番美味しかったお酒。どれもとてーも美味しいのでありますが、順番をつけるとすると、これです。茅ヶ崎市でこんなすごいお酒があるとは想像だにしませんでした。


てんつゆの分量

  • 水 800 cc
  • 醤油 200 cc
  • みりん 200 cc
  • 日本酒 100 cc
  • かえし 50cc (醤油、みりん、砂糖を沸かして寝かせたもの)
  • かつおぶし 1 つかみ (20g くらい)



かえしと日本酒はおまけです。

作り方は
  1. 水にみりんと鰹節を加えて煮立てる。(日本酒はここで加える)
  2. 醤油を加えて 10 分さらに煮る。(かえしはここで加える)
  3. 火を止めて、5 分おく。
  4. さらしで濾して、完成。

鰹節は厚く削ったり、厚切りの市販品を使い、しっかり長時間煮立てます。
一番出汁では、薄く削り、85 ℃で 1 分程度の抽出をしますが、
天つゆや丼つゆの場合は、厚削りで、しっかりと煮立てるのがポイント。




Monday, December 30, 2024

天ぷら



今年最後の天麩羅。

ちょっと新規要素を追加しました。

①準備時間を最小の 2 時間 (30 分足らなかった)に、
②献立を必要最小限に省いて、
③温度計の計測をやめて、見た目で油温を判断できるように練習。

パスタに使った烏賊がいい感じだったので、烏賊も追加。家の中での歩数が多すぎる気がしているので、準備の段取りにもっと最適化、労力も最小化するルートがある気がしています。

献立

  • 海老 
  • ピーマン
  • 玉葱
  • にんじん 
  • portobello mushroom
  • 烏賊と下足
  • 海老の掻揚
  • 野菜掻揚 (ほたて、玉ねぎ)
  • さつまいも


天汁 

  • 水 500ml
  • 鰹節 20g (もりもり)
  • かえし 100ml
  • 水を沸かして、鰹節を 10 分ぐらいぐらぐら煮出すかえしを入れて再度沸かすさらしで濾して完成。


さつまいも


さつまいも: 側面を揚げる


さつまいも: 上下をひっくり返したところ

烏賊 (calamari)

マッシュルーム


玉ねぎ


ピーマン

えび


セットアップ