初めてちゃんとカーボンが入った最新モデルのシューズを履いて実験してみました。
当たり前だけど体験して初めて確認できたこと:
- カーボンプレート入りシューズ、まじで楽に速く走れました。
- 樹脂製の Pebaxプレートよりも速いです。
- 無意識に速くなってしまうので、スピードコントロールをしないとオーバーペースで自滅するかも。
- 左右のバランス、ぐらつきが大きいので、接地技術を磨くなどしないと怪我しそう。特に低速になるとグラグラ感があった。
来年のマラソンに向けて、カーボンプレート入りシューズを使うかどうか検討中です。
厚底カーボンシューズに関する考察 | 一般ランナーも履く効果ありということを納得したhttps://www.seihiguchi.com/2025/09/blog-post_27.html (2025年9月)
主観的に、楽に走れるかどうか、履き比べることにしました。さすがに同時に履いて走るのは無理なので、順番に履いて 2,000m を中強度感覚 (4:30/km) で走る。
ようやくケガの違和感がなくなってきたので、そろそろ中強度感覚からじょじょに戻していて、テンポ走や距離走ができるように戻していきたいところ。2,000m くらいだと短すぎず、長すぎず履き比べるにはちょうどいい距離なのと、4 本でちょうどいい練習距離になります。前後のアップとあわせて 12 km くらい。
今日比べる靴はこれら:
- HOKA Mach 6:
- プレート無し。
- ジョギングからインターバルまで幅広く使える万能モデル。
- HOKA Carbon X 3:
- カーボンプレート入り。2022年ごろの古いモデル。
- 昨年 5K 20分切るために練習していたころに興味本位で購入。
- ASICS Sonicblast:
- Pebax樹脂製プレート入り。
- 個人的な解釈では Novablast 5 に、反発がもらいやすい柔らかいプレートが入った “Magicblast” といった感じ。
- Magicspeed + Novablast みたいな。(Magicspeed はカーボン)
- HOKA Rocket X 3:
- HOKA の最上位モデルの一つ。
- いつかこれ履いてみたいと思っていたやつです。
結果
モデル | 2,000m タイム | 所感 |
HOKA Mach 6 | 8:19 (4:12/km, 4:08/km) | いつも履いている靴なので、他の比較のベースになる。スタートしたら時計は見ないで、中強度的な力感で走ったのだが、思ったよりも速くなってしまった。 新品なので、ほどよい反発、クッションもあって、マラソンペース (Mペース) にちょうどよいと思います。 |
HOKA Carbon X 3 | 8:00 (4:05/km, 3:56/km) | Mach 6 と同じ力感で走り、終わるまで時計は見ないで感覚だけ。カーボンが入ったモデルだけど、特に反発がよく返ってくるなぁというフィードバック的な要素はない。クッションの感覚は、Mach 6 よりも固めで、ASICS Hyperspeed に近い。 蓋を開けてみると速く走れてしまっている、みたいな感じです。 5K のレースで使うと、確かに速く走れるんですよね。 |
ASICS Sonicblast | 7:32 (3:48/km, 3:45/km) | だんだんこの辺から中強度の感覚でなくて、速い動きになれてきてスピード調整がおかしくなっていました。感覚としては、遅すぎず速すぎずな中程度の力感。まだ 50 km も走ってないのでほぼ新品。 クッションはもふもふあり、前足あたりから反発がほどよくきて跳ねる感あります。 Stack height 40 mm 超えなのが残念。 |
HOKA Rocket X 3 | 7:10 (3:34/km, 3:36/km) | 中強度の設定ペースは完全無視で、気持ちよくほどほどに速く走ってみたらこうなった。 ちょっと頑張ったら 6 分台も出たかもしれないのだが、時計は全く見ないで走った。 力感は、Sonicblast と同じ。それでも速い。 とにかく跳ねる。反発が強い。カーボンの弾性反発は早いというより、鈍い。ぼよん、ぼよん、という感じで即応性が高い感じではない。ただ、3:50/km くらいだと上手く前方向に反発力がこなくて、上に飛んでいる感じがした。 あと左右の安定性が低い。変な接地を繰り返すと、ケガにつながりそう。HOKA のカーボンシューズは足幅が広めで、他のトップモデルと比べて安定感があるというレビューを何件か見たのだけど、それでも普段履く靴よりもグラグラ感じました。 |
所感
たしかに慣れと、使い方を練習した方がよいと思った。
Sonicblast や Magicspeed 3 は、プレート無しシューズの延長線上にあるスムーズな流れなのだが、Rocket X 3 は別物感があり、それだけちゃんと履けると良い結果に繋がりそう。
次の 5K レースには絶対使ってみたいと思う。3:20-30/km 台が (比較的) 簡単に出せる。
ただ、この靴が 4 分/km くらいの、長い長いフルマラソンに必要かというと、要らんのでは?というのが 2 km 走って思った率直な感想。
それは今後、長い距離の練習で使ってみてからの結論だが、もし来週走るとしたら新品の Mach 6 がいまの力量にちょうどよくハマると思いました。
本音では、Sonicblast でいいじゃないかと思っていたのだが、Stack height 44 mm で、いちおうWA 規定外でレースには使えない。
クッション性もいいし、プレートのほどほどの反発感もしっくりきて、ぴょんぴょん跳ねすぎず絶妙なバランスなのだが、なんでこんな設計になったのか。。。
今日の結論
今日の結論としては、
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