Monday, November 24, 2025

今年最初のカヌレは16個同時にいい感じだった (Cannelés de Bordeaux)

今年最初の Cannelés かなり良い感じ。前はできなかった16個同時焼き。




昨年は全滅。

2023年は初めて銅型を使って、まともに焼けた (失敗も多かった)。この時は同時に 8 個までしか焼けず、2 回のバッチに分けた。


失敗の原因は火力、型のシーズニングの両方かどちらかだと思っている。



今回は、表面のムラも歴代最小、特に大きな空洞もなく、型からひっくり返すとスルッと抜ける。外の殻shell が分厚いのが課題。L’Osier で見た作例は小さいながらも殻薄いけどしっかりしていた。


断面、ちょっと分厚いけど、その分カリカリを保てる寿命は長く 36 時間くらいはいい感じでした。大体、焼いてから半日以内に食べ切るのが理想。どんどん空気中の水分を吸って、やわらかくなってしまいます。



L'Osier の例:
L’Osier | ロオジエ 銀座の昼食に行ってきた (2025年10月)




今日の焼き方


20 min @ 550 degF
50 min @ 400 degF
生地の量 1000 ml



他に気をつけたのは、型に塗る油は薄く手早く塗ること。
550 degF を半分、400 degF を5分延長でも良いかもしれん。




型にバターは必須なのか?



まず第一にうちは beeswax (みつろう)は使いません。

残った生地でもう一つ検証。「型にバターを塗る」のは必須なのか? バターの代わりに植物油 (canola oil) を塗ってみる。いつも天ぷらなど揚げ物でもよく使うやつです。融点が低いのでバターのように溶かす手間とか要りません。




結果は、全然問題なく、型から抜けました。”白尻問題” は発生しましたが、型から綺麗に抜くためにバターは必須ではない。




4 個を、前回とほぼ同じ火力で焼いたので、バスチーみたいに、かなり黒く仕上がったのでありますが、程よい苦味と、カスタードの甘味が合わさってこれはこれでいいという評価もありそう。


15 min @ 550 degF
40 min @ 400 degF


僕は焦茶色がいいですね。


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